かごしまの農林水産物認証制度(K-GAP)
かごしまの農林水産物認証制度(K-GAP)とは
「かごしまの農林水産物認証制度」は安心・安全を考えて県が定めた基準に沿って、
生産者自らが作業を行い、記録し、点検・評価をして、改善していく農業生産工程管理(GAP)の取組を外部機関が審査・認証する制度です。
※すべての農産物について残留農薬検査を行うこと等は困難であることから、農林水産物そのものを審査・認証するのではなく、
生産者が行う農業生産工程管理(GAP)の取組を審査・認証することで、農薬の残留をはじめ潜んでいる危険な要因を排除し、農林水産物の安全確保に努めています。
GAPとはGood(よい) Agricultural(農業の) Practice(やり方)の頭文字を略して、GAP(通称ギャップ)といいます。
農林水産省では、「後始末より未然防止」の考え方を基本に、農産物の安全を考えた点検項目に沿って、
各工程の正確な実施、記録、点検及び評価を行うことによる持続的な改善活動の手法として「農業生産工程管理(GAP)」を説明しています。
鹿児島県ではこのGAP手法を全国に先駆けて取り入れ、鹿児島県版GAPとして推進しています。
かごしまの農林水産物認証制度(K-GAP)の仕組み
認証の基準
「安全基準」と「安心基準」で構成しています。
安全
安全性を考慮した関係法令などを踏まえて策定した指針や基準等に適合した生産管理又は栽培管理がなされ、適正に管理された施設等で集出荷が行われていること。
安心
生産履歴等の記録・保存、生産管理責任者等の設置、適正な表示、問合せなどへの速やかな対応のほか、消費者の信頼を得られる体制が整備されていること。
認証基準の項目・野菜の場合
区分 | 項目 | |
安全基準 | 1.生産に関する基準 |
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2.出荷に関する基準 |
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安心基準 | 3.管理体制に関する基準 |
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認証マーク
緑色は桜島をベースに緑色は鹿児島の大地を表しています。
赤色は安心・安全な農林水産物の生産に取り組んでいる生産者を表しています。
青色は海を表すと同時に県の形を表しています。
安心・安全を考えた生産工程管理の取組に加えて、化学合成された肥料や農薬を低減した取組も併せて認証された農産物は次のようなマークを表示して出荷できます。
化学肥料慣行基準より5割減
化学肥料栽培期間中不使用
節減対象農薬慣行基準より5割減
節減対象農薬栽培期間中不使用
農薬栽培期間中不使用
※特別栽培農産物
※化学肥料及び節減対象農薬ともに慣行基準より5割減
お問合せ先
- 制度についてのお問合せ
鹿児島県農政部農政課 かごしまの食輸出・ブランド戦略室
TEL: 099-286-3095
URL: http://www.pref.kagoshima.jp/kurashi-kankyo/syoku/anzen/ninsyo/ - 審査・認証に関するお問合せ
(公社)鹿児島県農業・農村振興協会
TEL: 099-213-7222