野菜などの育つ様子を見てみよう!
かぼちゃ

産品の紹介
・分類:ウリ科カボチャ属
・原産地:中央アメリカ
・県内の主な産地:南薩地区など県内全域
・ベータカロテンを多く含み,ビタミンB1,B2,Cも多い。
栽培カレンダー

栽培の様子

生育の様子①
子葉と本葉1枚が開いた状態です。
かぼちゃは,苗を作って植えたり,種を直接畑にまく栽培方法があります。

生育の様子②
つるを伸ばす場所をあけて植えます。
写真の場合,左側に伸ばしていきます。
寒いときは,支柱の上にビニールをかぶせてトンネル状にします。

生育の様子③
つるが伸びてきた様子です。
大きいかぼちゃを作るには,大きい葉が必要で,直径が30cm以上にもなります。

生育の様子④
大きな葉の下に,実がなります。

生育の様子⑤
ビニールハウスの中で栽培する場合,天井まで伸ばして栽培する方法もあります。
花や食べる部分などの様子

かぼちゃの雌花(めばな)
めしべしかなく,実がなる花です。
花の下に500円玉ぐらいの大きさの子房(しぼう)がついていて,これが大きくなり実になります。

かぼちゃの雄花(おばな)
おしべしかなく,花粉ができる花です。実をつけるには,花粉を雌花のめしべにつける受粉が必要ですが,
農家では確実に実をつけるために手作業で行います。

受粉する雄花の様子
受粉は,写真のように雄花をちぎって,おしべを出し,雌花のめしべに丁寧に手作業でつけます。

受粉後の雌花
受粉して花粉がついている雌花の様子です。
花は朝咲きますが,時間がたつほど花粉の力が弱くなるため,農家では朝早くから受粉を行います。

実が大きくなる様子①
受粉して,実が大きくなり始めます。

実が大きくなる様子②
受粉してから20~25日ぐらいで収穫するときの80%ほどの大きさになります。この間に水が足りないと大きな実がとれません。
実の下には,傷がつかないようにシートをしいています。

実が大きくなる様子③
受粉してから50~55日ぐらいで収穫です。
かぼちゃのおしりにあるくぼみは,花のあとです。
1kg~2kgになりますが,品種や育て方によっては,100kgを越えるものもあります。