野菜などの育つ様子を見てみよう!
桜島小みかん(紀州みかん)

産品の紹介
・分類:ミカン科ミカン(カンキツ)属
・原産地:日本には中国から伝わったとされる(諸説あり)
・県内の主な産地:鹿児島市(桜島),霧島市(福山)など
・ビタミンCやカロテン類などを含みます。
・重さ40~50g,直径5cm足らずの大きさで,小粒ながら甘みが強く,独特のかおりがあります。
栽培カレンダー

栽培の様子

苗木
苗木を植えてから3年目ぐらいから実をつけます。実をつけすぎると木に負担がかかり弱ってしまうので,木の様子を見ながら実の量を調整します。

高接ぎ(たかつぎ)
高接ぎは,木の一部を切って,そこに別の性質(おいしい品種など)の木の枝をつける方法です。枝がつながるまでは乾燥しないようにビニールなどを巻きます。
植えかえるよりも時間と労力が少なく,2年目ぐらいから実をつけることができます。

成木(せいぼく)
収穫時期の成木の様子です。
実がたくさんなっています。
火山灰の被害を受けないように,ビニールハウスの中で栽培します。

収穫
一つ一つ丁寧に手で収穫していきます。

剪定(せんてい)
おいしい実がたくさんとれるように枝を切って整理することを剪定(せんてい)といいます。
光や風通し,葉の量,作業のしやすさなどを考えて枝を切ります。
花や食べる部分などの様子

つぼみの様子
4月中旬の様子です。
たくさんの小さな花が咲きます。

花の様子
4月下旬の様子です。
栄養の取りあいなどで,自然に落ちてしまう花や実もありますが,残った実を大切に育てていきます。

実の様子①
受粉後,花びらが落ちた様子です。
実になる子房が大きくなっていきます。

実の様子②
7月下旬の様子です。
実は大きくなる途中で,直径は2~3cmぐらいです。

実の様子③
10月下旬の様子です。
温度が下がることで,緑色の色素が少しずつ消えていきます。それによって,もともとある橙色(だいだいいろ)の色素が目立つようになり,色が変わっていきます。

実の様子④
11月下旬の様子です。
完全に橙色に変わり,直径も5cmほどになり,もうすぐ収穫です。