野菜などの育つ様子を見てみよう!
水稲

産品の紹介
・分類:イネ科イネ属
・原産地:中国(日本型イネ)
・県内の主な産地:【早期】県本土南部,種子島など
【普通期】県本土北部など
・主な品種:【早期】コシヒカリ,イクヒカリ など
【普通期】ひのひかり,あきほなみ など
・日本の主食であるお米。
県が開発した品種「あきほなみ」は,2013年産食味ランキング(日本穀物検定協会)で最高評価の特Aを獲得しています。
栽培カレンダー

栽培の様子

発芽
種籾(たねもみ)をまいた後の状態です。
種籾は,適度な水分と温度で発芽します。

苗
種籾をまいてから1週間後の様子です。
田んぼには,高さ12~18cm,葉が2~3枚の苗を植えます(種をまいてから20~30日ほど)。

田植え①
田植機で植えている様子です。
機械で植えやすいように箱の中で育てた苗を使います。1か所に3~4本ほどの苗を植えます。

田植え②
田植機を後ろから見た様子です。
この田植機の場合,8列を同時に植えることができます。

生育の様子
田植え後,根元からどんどん新しい茎が出てきます。
この茎を「分けつ」(ぶんけつ)といい,ここから米がなる穂が出てきます。
天気などの影響にもよりますが,田植えをしてから約60日ほどで穂が出てきます。

収穫
機械による収穫の様子です。
穂が出てから40~50日で収穫することができます。

バケツ稲
田んぼでなくてもバケツの中で栽培することもできます。

田の神様(たのかんさぁ)
田の神とは田を守り稲の豊作をもたらす神のことです。鹿児島県では,「たのかんさぁ」と親しみをもって呼ばれています。
写真は,農業開発総合センターの田の神様です。
花や食べる部分などの様子

稲の花①
開花している状態です。
小さいのでよく見ないと分かりません。

稲の花②
拡大した写真です。
外に出ているのは,おしべで,めしべは中にあります。
花は,午前中に咲き,咲いている時間も1~2.5時間と短いです。
早期で6月下旬ごろ,普通期で8月下旬から9月上旬ごろに穂が出るので観察してみましょう。

穂の様子
受粉後は,葉などの養分が,子房にどんどん集められ,米粒ができていきます。

収穫時期の様子
米粒が重くなってくるため,穂は垂れてきます。
色も緑色から黄金色に変化してきます。