野菜などの育つ様子を見てみよう!
そらまめ

産品の紹介
・分類:マメ科ソラマメ属
・原産地:中央アジア,地中海沿岸方面
・県内の主な産地:南薩地区,北薩地区など
・ビタミンB1や鉄分などを多く含む。
・さやが空を向いて大きくなるため,「そらまめ」と名づけられたと言われる。
栽培カレンダー

栽培の様子

催芽(さいが)
芽が出やすくなるように処理することを催芽(さいが)といいます。十分な水分のある土を入れた箱に種を並べます。4~5日で芽がでます。

低温処理・種まき
そらまめは,寒さを経験しないと花がつきません。そこで,発芽してから冷蔵庫(3℃,約4週間)にいれて,花をつくるスイッチが入るように低温処理をします。その後,1つずつ丁寧に畑にまきます。

生育の様子①
1本の枝(主枝:しゅし)が伸びてきます。
ある程度伸びたら,主枝の先を摘み取ります。そうすると,下の節から枝が伸びてくるので,この枝を伸ばしていきます。

生育の様子②
3本ほど枝を選んで,枝に光が当たりやすいように上に伸ばしていきます。先端付近には,花が咲いています。

生育の様子③
上から下まで実の入ったさやがたくさんなっています。一つずつ丁寧に手で収穫していきます。
花や食べる部分などの様子

そらまめの花
1つの節に,4つほど花が咲きます。
全部の花にさやをつけようとすると,栄養分の取り合いが起きて大きいさやがとれません。そこで2つほど花を残します。

さやが大きくなる様子①
花がとれた状態です。
さやの長さが6cmぐらいになったら1つの節に1つ残し,他はつみとります。

さやが大きくなる様子②
下側が先にできたさやです。
上から順番に見ると,大きくなる様子が分かります。
生長している間は,上を向いています。

さやが大きくなる様子③
収穫時期になると下を向いてきます。1つのさやに,3つほどの実が入っています。花が咲いてから収穫までは,気温にもよりますが,40~90日ぐらいかかります。